診療科

耳鼻咽喉科・頭頸部外科

責任者・診療部長 家根 旦有 教授

診療案内

 耳鼻咽喉科・頭頸部外科では耳鼻咽喉科領域の疾患全般を担当しています。外来診療は、頭頸部腫瘍、甲状腺疾患、各種難聴、めまい、慢性副鼻腔炎、中耳炎、顔面神経麻痺、音声言語障害などの診断と治療を行っております。入院診療は、頭頸部腫瘍の手術、内視鏡下に行う鼻科手術、慢性扁桃炎や睡眠時無呼吸症候群に対する咽頭手術を行っております。特に部長の家根は頭頸部がんを専門にしており、奈良県北部のがん拠点病院としての役割を担っております。あらゆる頭頸部がんの治療に対応できるように、放射線科、歯科口腔外科、形成外科と協力して高度ながん治療体制を整えております。講師の中井医師は鼻科学を専門にしており、内視鏡を用いたレベルの高い鼻手術を行っております。金澤医師は大阪府立成人病センターで頭頸部がん治療の研修を終了し、当科でもがん治療を中心に診療を行っております。

外来受付

●平日(月〜金曜日)午前8時30分〜午前11時30分
●土曜日       午前8時30分〜午前11時
●日・祝祭日・年末年始・創立記念日(11月5日)は休診

※耳鼻咽喉科の診察時には紹介状が必要となります。

待ち時間 … 予約制を採用しており、予約優先で診察を進めさせて頂いております。
予約制 …基本的には平日の再診は予約制です。
紹介状 …紹介状があれば事前予約できます。
スタッフ …常勤医師4人、常勤言語聴覚士1人。

部長挨拶

 当科では耳科手術以外の耳鼻咽喉科全般の手術を行っておりますが、私は特に頭頸部がんを専門にしております。頭頸部がんの進行症例では治療方針を放射線科、歯科口腔外科とのカンファレンスで十分検討したうえで決定しており、現時点で最も適切と考えられる治療を提示しております。国立がんセンターなど日本トップレベルの施設と何ら遜色のない医療を提供できると考えております。甲状腺疾患も専門としており、初診時にはエコー、細胞診を試行しできるだけ早い診断を心掛けております。当院では放射線治療は最先端のIMRTが導入されており、歯科口腔外科には専門の口腔ケアを依頼することが可能で、頭頸部がん治療の環境としては十分整っております。
当院は奈良県北部のがん拠点病院として、レベルの高いがん治療を目指しております。

診療実績

担当医紹介

氏名 専門分野 専門医資格
家根 旦有 頭頸部腫瘍、甲状腺疾患
日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本甲状腺外科学会内分泌・甲状腺外科専門医、日本頭頸部外科学会頭頸部がん専門医
中井 義紀 アレルギー性鼻炎、鼻副鼻腔疾患 日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
尾ア 大輔 耳鼻咽喉科一般 日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医
木村 隆浩 耳鼻咽喉科一般 日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医

特長・特色

  1. 頭頸部腫瘍の治療
    上顎癌、舌癌、喉頭癌、下咽頭癌などの頭頸部癌に対し、放射線科、形成外科、歯科口腔外科などと共同で放射線治療・化学療法・手術療法を行っています。
  2. 甲状腺の外科治療
    甲状腺腫瘍、バセドウ病の手術を行っています。
  3. 内視鏡下鼻内手術
    鼻中隔彎曲症、肥厚性鼻炎、慢性副鼻腔炎、副鼻腔嚢胞は内視鏡下で手術を行っています。
  4. 新生児聴覚スクリーニング後の精密 聴力検査機関
    難聴が疑われる新生児に精密聴力検査を行います。
  5. 耐性菌による感染症の治療
    ペニシリン耐性肺炎球菌などの急増による中耳炎・副鼻腔炎の難治化に対応し、適切な抗菌剤の使用や外科的処置の併用を行っています。
  6. 言語訓練
    言語発達遅滞、構音障害、失語症の検査、治療を行っています。

各種疾患への治療

●頭頸部悪性腫瘍
腫瘍の進行度に応じた治療法の選択を行い、化学療法、放射線治療、根治手術、腫瘍摘出後の再建手術を、放射線科、形成外科、歯科口腔外科とチームを組んで行います。
●滲出性中耳炎 
まず保存的治療を行いますが、難治性の場合は鼓膜切開術、鼓膜チューブ留置術、アデノイド切除術を併用し治療期間の短縮をはかります。
●慢性副鼻腔炎、肥厚性鼻炎、アレルギー性鼻炎、副鼻腔嚢胞
鼻副鼻腔疾患に対しては、内視鏡を用いた鼻内手術を行っています。
●音声外科
声帯ポリープ、喉頭の良性腫瘍 、肉芽腫などの疾患にはビデオラリンゴマイクロを用い、レーザー照射も併用しています。
●睡眠時無呼吸症候群
終夜睡眠ポリグラフィーによる無呼吸の状態を評価し、手術適応のある場合は軟口蓋形成術を行っています。

実施している検査と検査機器について

  1. 聴力検査
  2. 純音聴力検査、語音聴力検査、内耳機能検査,自記オージオメトリー、脳波聴力検査(ABR)、遊戯聴力検査、耳音響放射、耳鳴検査、インピーダンスオージオメトリー、新生児自動脳波聴力検査(AABR)
  3. 平衡機能検査
  4. 耳管機能検査、中耳機能検査
  5. 誘発筋電図検査
  6. 鼻咽喉内視鏡検査(狭帯域光観察:NBI)
  7. 頭頸部エコー
  8. 穿刺吸引細胞診
  9. 終夜睡眠ポリグラフィー

院内施設・設備

電子内視鏡
先端にCCDカメラを有する電子スコープです。鼻咽腔、喉頭、鼓膜の所見をモニター画面に写し病状の説明に用います。また、ファイリングシステムに画像を保存し、治療前後の所見を記録しその所見も供覧できます。
ハーモニックスカルペル
止血効果の高い手術機器。舌癌の手術などに有用です。
KTP-YAGレーザー
鼻副鼻腔疾患、頭頸部腫瘍の治療に使用。口腔、咽頭、喉頭の血管腫には特に有用です。
終夜睡眠ポリグラフィー
睡眠時無呼吸症候群の診断に有用な検査機器。自宅に機器を持ち帰って、記録していただき結果はコンピューターで解析します。

その他

受診に関するお問い合わせは、E-mailでも受け付けています。

E-mail:infonara@med.kindai.ac.jp
近畿大学医学部奈良病院
630-0293 奈良県生駒市乙田町1248-1
TEL 0743-77-0880
E-mail: infonara@med.kindai.ac.jp