デュプロスト（ザガーロ・ジェネリック）

効果・効能

デュプロストはデュタステリドを有効成分に持ったザガーロのジェネリック医薬品です。
多くのジェネリック製品を開発・販売しているインドの大手製薬会社シプラから発売されています。

AGAは、酵素が男性ホルモンに作用して生成されるDHT（ジヒドロテストステロン）によって引き起こされます。
DHTは毛根にある毛母細胞と結合すると髪に抜け落ちるよう信号を送信。
信号を受け取った髪は成長期であっても指示通りに頭皮から抜け落ちてしまいます。
DHTの生成量が多いと信号を受け取る髪も増えるため、抜ける髪も増えてしまうのです。

デュプロストに含まれているデュタステリドは、酵素の働きを阻害します。
酵素が男性ホルモンへ作用するのを防ぐため、生成されるDHTの量を減らします。
信号を受ける髪が減るため髪は抜け落ちずにきちんと成長期間を過ごせ、丈夫な髪へと育つのです。

プロペシアの有効成分・フィナステリドとデュタステリドの有効性の比較実験において、デュタステリドはフィナステリドの1.6倍もの有効性が確認されました。
AGAが進んでいたりプロペシアでは効果を実感できなかったという人にデュプロストはオススメです。

用法・用量

デュプロストは食事の影響を受けないため、タイミングを気にせずいつでも服用できます。
毎日決まった時間に服用すると成分の血中濃度を一定に保てるため、食後や就寝前、起床後などと時間を定めて飲みましょう。

デュプロストの服用は必ず6ヵ月は継続してください。
通常は6ヵ月、早い人だとヵ月ほどで効果を実感できます。
6ヵ月以上経過しても効き目が現れない場合は、AGAではなく他の脱毛症が疑われます。
デュプロストの服用を中止して医師の診断を受けてください。

参照

効果・効能、用法・用量について、以下のサイトを参照しました。

• KEGGデータベース「ザガーロ」

副作用

デュプロストの副作用で最も多いのは勃起不全やリビドー減退、精液量減少といった性機能不全（9.5％）です。
デュタステリドがホルモンに作用するため性に関する副作用が見られやすくなりますが、デュプロストはED治療薬と併用できるため対処が可能です。

服用開始後の脱毛は効果があらわれている証拠です

デュプロストを服用し始めて1～2週間ほど経過すると、抜け毛が増えることがあります。
これを初期脱毛といいます。
初期脱毛はAGAが進行したのではなく、薬の効果が出始めたという証拠です。

デュプロストは今生えている髪ではなく次に生えてくる髪に作用します。
そのため新しい毛が成長していくと今ある髪を押し出し頭皮から抜け落とすため、抜け毛が増えるのです。

初期脱毛は1～3ヵ月程度で落ち着きます。

禁忌・注意

デュプロストは経口摂取だけでなく皮膚からも吸収されます。
そのため上記の人はデュプロストに触れてはいけません。
不注意で触ってしまった場合はすぐさま石鹸と流水で洗い流すようにしてください。

デュプロストには併用禁忌薬はありません。
しかしCYP3A4阻害作用を有する薬剤との併用は、デュプロストの血中濃度が高くなる恐れがあるため注意が必要です。
併用する前に医師へ相談するようにしましょう。

参照

副作用、禁忌・注意について、以下のサイトを参照しました。

• KEGGデータベース「デュタステリド」

参考サイト

本商品の詳細は、海外メーカーの商品情報の翻訳および以下のサイトを参考に編集しています。

• フリー百科事典 ウィキペディア「デュタステリド」