サビトラ

効果・効能

サビトラはPDE5（ホスホジエステラーゼ5）阻害薬に分類されるED治療薬です。
レビトラと同じ有効成分を持つジェネリックで、EDの治療に適しています。

脳が感じた性的刺激が陰茎に伝わると、cGMP（環状グアノシン一リン酸）という物質の働きで筋肉が弛緩し、血管が広がります。
すると陰茎の血流量が増えて勃起が起こります。

勃起するためには十分な血流量が必要ですが、cGMPの分解酵素であるPDE5が増えると血管がうまく広がりません。
サビトラの有効成分であるバルデナフィルはPDE5を阻害し、cGMPの働きを正常化させて勃起をサポートする作用があります。

最短15分ほどで効き始めます

サビトラの主成分であるバルデナフィルは、即効性の高さが特徴的です。
早い人であれば服用から15分で効果が現れます。

ほとんどのED治療薬は性行為の1時間前に服用する必要があります。
しかしレビトラ系のED治療薬は水に溶けやすい性質を持ち、服用から30分前後で吸収されるため、服用のタイミングに困りません。

用法・用量

サビトラは性行為の30～1時間前までに服用してください。
用量の上限はバルデナフィルとして1日1回、20mgまでです。

初めて服用する際は低用量（10mg）からの服用が推奨されています。
20mgを半分にカットして10mgとして服用することも可能です。

食事のタイミングに注意が必要です

サビトラは食事の影響を受けにくいとされていますが、効果を最大限に発揮させるには空腹時の服用が最適です。

ただし食事の30分前であれば効果に影響が及びません。
また食後であれば2～3時間後に服用しましょう。

脂分の多い食事を摂ると、油がバリアとなって有効成分の吸収を妨げる恐れがあります。
あっさりした和食や低カロリー食（700kcal以下）を摂るようにしてください。

参照

サビトラの効果・効能、用法・用量について、以下のサイトを参照しました。

• KEGGデータベース「レビトラ」

副作用

サビトラは即効性が高い分、副作用が強く出る恐れがあります。
特に頭痛や顔のほてり、血圧低下などの発現率は多めです。

いずれも一過性の副作用であり、時間が経つと緩和されます。

発生頻度不明の副作用としては、視界が青みがかって見える視覚異常や持続勃起症（プリアピズム）が報告されています。
異変があった場合はサビトラの服用を中断し、医療機関を受診してください。

禁忌・注意

以下の医薬品はサビトラとの併用が禁止されています。

• ニトログリセリン
• 亜硝酸アミル
• 硝酸イソソルビド
• アミオダロン塩酸塩（アンカロン錠）
• CYP3A4阻害薬（抗HIV薬、抗真菌薬など）
• グレープフルーツ（果汁入りジュースなど）

以下に当てはまる人はサビトラを服用できません。

• 有効成分に対して過敏症の既往歴がある
• 心血管系障害があり性行為に適さない
• 先天性のQT延長がある／抗不整脈治療薬を服用中である
• 直近6ヶ月以内に脳梗塞や脳出血／心筋梗塞の既往歴がある
• 重度の肝障害がある
• 血液透析を要する腎障害がある
• 不安定狭心症／管理されていない高血圧がある
• 網膜色素変性症がある

使用上の注意

以下に該当する人はサビトラを服用する前にかかりつけ医に相談してください。

• 性行為が困難な陰茎の構造上欠陥がある（屈曲など）
• バルデナフィル以外のED治療薬を服用している
• 出血性疾患や消化性潰瘍がある
• 中等度の肝障害がある
• α遮断剤を服用している
• 65歳以上の高齢者

参照

サビトラの副作用、禁忌・注意について、以下のサイトを参照しました。

• KEGGデータベース「バルデナフィル」

参考サイト

本商品の詳細は、海外メーカーの商品情報の翻訳および以下のサイトを参考に編集しています。

• フリー百科事典 ウィキペディア「バルデナフィル」