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ED(勃起不全)に関する情報ページ

勃起不全とは

ED(勃起不全)とは

性行為を行なう上で十分な勃起力が得られない、または勃起を維持できない障害が勃起不全です。
正式名称である「Erectile Dysfunction」の頭文字をとってEDと呼ばれています。
日本国内でのED患者数は増加傾向にあり、成人男性の3~4人に1人はEDだというデータも。
40~50代からの発症率が高いものの、30代以下の患者数も増えています。

簡単EDセルフチェック

「勃起しても柔らかい」「まったく勃起しないことがある」といった自覚症状がある場合、EDの可能性を疑えます。 しかし自身が本当にEDかどうか判断できない男性も少なくありません。

もしも判断に迷ったら、以下のセルフチェック項目に回答してみましょう。 医療機関の問診でも用いられているチェックリストであり、EDの程度を把握する判断基準になります。

※過去6ヶ月以内の状況について回答してください
※問1~問5の合計点数が21点以下の場合はEDの疑いがあります
※点数が低いほど重症の可能性があります

【1】勃起してそれを保つ自信はどの程度ですか?

非常に低い 1点
低い 2点
中くらい 3点
高い 4点
非常に高い 5点

【2】性的刺激を受けて勃起した際、挿入可能な硬さになる頻度はどれくらいですか?

性的刺激はない 0点
ほとんど、またはまったくならない 1点
たまになる(半分よりかなり低い頻度) 2点
時々なる(およそ半分の頻度) 3点
しばしばなる(半分よりかなり高い頻度) 4点
ほぼいつも、またはいつもなる 5点

【3】性行為の際、挿入後に勃起を保てる頻度はどれくらいですか?

性行為を試みていない 0点
ほとんど、またはまったく保てない 1点
たまに保てる(半分よりかなり低い頻度) 2点
時々保てる(およそ半分の頻度) 3点
しばしば保てる(半分よりかなり高い頻度) 4点
ほぼいつも、またはいつも保てる 5点

【4】性行為の際、行為を終えるまで勃起を保つのはどれくらい困難ですか?

性行為を試みていない 0点
極めて困難 1点
とても困難 2点
困難 3点
やや困難 4点
ほぼいつも、またはいつも保てる 5点

【5】性行為を試みた際、満足な性行為ができた頻度はどれくらいですか?

性行為を試みていない 0点
ほとんど、またはまったく満足できない 1点
たまに満足できる(半分よりかなり低い頻度) 2点
時々満足できる(およそ半分の頻度) 3点
しばしば満足できる(半分よりかなり高い頻度) 4点
ほぼいつも、またはいつも満足できる 5点

EDの症状

EDは症状の程度によって3つの段階に分けられます。

軽度ED:たいてい勃起できる、勃起を維持できる
中等度ED:時々勃起できない、勃起を維持できないことがある
完全ED:勃起しない、勃起を維持できない

勃起不全の患者数

2019年に行なわれたインターネット調査において、自身を中等度~完全EDだと回答した男性は全体の30%近く(全国推計1,304万人)に及びました。
有病者数は1,130万人という結果が出た1998年の調査時より増加しています。

またEDではないと回答した人数は全体の40%。
つまり半数以上の成人男性がEDの症状を抱えていることが明らかになりました。

ED患者は増加傾向にあり、20~30代の発症リスクも高まっています。

またEDの症状は、大きく分けて3パターンあります。

  1. 勃起に時間がかかる、行為中に萎える
  2. 自慰なら勃起できる
  3. 自慰でも性行為でも勃起できない

段階を踏んで徐々に悪化していくケースもあれば、ある日突然勃起できなくなることも考えられるのです。

早期発見・早期治療に繋げるためにも、EDの特徴的な3つの症状について知っておく必要があります。
以下に心当たりがある場合は対策を始めましょう。

勃起に時間がかかる、行為中に萎える

時間はかかるけれど勃起は可能で、なおかつ挿入まではできるという場合、EDである可能性を見逃してしまう男性が少なくありません。

また挿入後に萎えてしまう症状(中折れ)でも同様のことが言えます。
発生頻度が低い場合はなおさら放置されやすいのですが、中折れは重度EDの前兆である恐れがあるため、軽視してはいけません。

身体機能の低下や生活習慣病のリスクが高い50代以上の男性は、特に注意が必要です。

自慰なら勃起できる

自慰(マスターベーション)では勃起できても、パートナーとの性行為では勃起できないという症状もEDに該当します。
コンドームを装着したタイミングや挿入前に萎えるケースもあります。

普段の自慰で男性器に強い刺激を与えている場合、性行為で満足な刺激が得られず、硬さを保てないことが考えられます。
ストレスや不安など精神的な要因も大きく、20~30代によく見られる症状です。

自慰でも性行為でも勃起できない

自慰・性行為問わず刺激を与えても勃起しない、または硬さが不十分である場合は、EDである可能性がかなり高いと考えられます。
他の2つのパターンよりも自覚しやすいEDの症状です。

朝立ちの回数が減るなど、段階を経て症状が重くなることもありますが、何の前触れもなく突然勃起できなくなるケースも。
セックスレスの原因になり、性行為の満足度がかなり低下します。
自然治癒が困難であるため、専門的な治療が不可欠です。

EDの原因

EDになってしまう原因は、主に4つ。ひとつのきっかけで発症する男性もいれば、複数の原因を抱えている場合もあります。

  1. 器質性ED|ほかの病気が原因
  2. 心因性ED|メンタルの不調が原因
  3. 混合性ED|器質性と心因性が混在
  4. 薬剤性ED|薬の副作用が原因

通常、脳で感じた性的刺激は神経を伝って男性器に届きます。
すると男性器の動脈が広がり血流量が増え、海綿体が膨張して勃起状態になります。
また膨張した海綿体は静脈を圧迫するため、男性器に集まった血液が留まり勃起状態を維持できるのです。

EDの原因

ED(勃起不全)は、神経伝達機能の異常や動脈硬化などの血管障害により、正常な勃起が困難な状態です。
患者のほとんどは後天的なEDであり、それぞれ異なる原因を抱えています。

器質性ED|ほかの病気が原因

病気や怪我などが原因で勃起が困難になっている状態を器質性EDといいます。
肉体的な衰えが現れ始める50代以上の男性に多く見られます。

しかし近年は30~40代にも増えており、加齢だけが要因というわけではありません。

血管のトラブル

動脈硬化とは血管が老化して硬くなった状態で、もっとも典型的なEDの原因として挙げられます。

柔軟性・弾力性がある健康的な血管に対し、硬い血管は広がりにくく血流が停滞しがちです。
勃起するためには多くの血流量が必要ですが、血管が広がらない場合は男性器に血液が行き渡らなくなります。

動脈硬化の原因は生活習慣病(糖尿病・高血圧・高脂血症)だけでなく、喫煙や過度な飲酒なども考えられます。
生活習慣病のリスクが高まる世代はもちろん、偏った食生活を送る若年層にも発症し得る病気です。

神経の損傷

性的刺激は中枢神経から末梢神経に伝わり、勃起を促します。
神経が正常に働かない場合、脳が性的刺激を感じても勃起に至りません。

直腸がんや前立腺肥大症などの外科的手術、または交通事故などで負った怪我が原因で、男性器周辺の神経・血管を損傷するケースがあります。
傷付いた神経の状態によっては軽度~重度のEDになる可能性が高く、その場合は治療が困難です。

男性ホルモンの低下

男性ホルモンの1つテストステロンは、骨格や筋肉の形成だけでなく、勃起力や性欲を高める働きもあります。
テストステロンの分泌量が減ると性欲減退や勃起力の低下が起こり、EDに繋がってしまうのです。

しかしホルモンの分泌機能は加齢とともに減少するものです。
血中のテストステロン量は30~40歳で徐々に減り、50代以上では著しい低下がみられます。

加齢以外では脳の障害が原因となる場合や、生活習慣の乱れによるホルモン異常も考えられます。

心因性ED|メンタルの不調が原因

不安定な精神状態によって引き起こされる心因性EDは、20~30代に多いとされています。
発症のきっかけは男性一人ひとりで異なるため、具体的な原因の解明が困難です。

肉体的には健康であっても、過度なストレスや不安がEDの症状をもたらす可能性があります。

ストレスやプレッシャーによるED

ストレスは精神的な負担になります。
心理状態が不安定になると、本来は性的刺激を感じるはずの中枢神経に影響が及び、性行為の際にうまく勃起できなくなってしまうのです。

  • 妊活に対して前向きではない
  • 仕事で失敗して落ち込んでいる
  • 常に経済的な不安を抱えている

など、さまざまなきっかけでEDを発症することがあります。

うつ病や不安神経症によるED

精神疾患とEDを併発することは珍しくありません。
うつ病や不安神経症といった心の病気は、自律神経のバランスを乱し、性欲減退や男性機能の低下を招く可能性が高いのです。

また心的外傷後ストレス障害(PTSD)もEDを招く要因の1つです。
幼少期のトラウマや無自覚のコンプレックスなど、深層心理が勃起機能に影響を及ぼす恐れがあります。

混合性ED|器質性と心因性が混在

EDの症例としてもっとも多いとされているのが混合性EDです。
器質性と心因性の2つが混在しており、複数の要因を併せ持っています。

医療機関を受診するED患者の多くが混合性EDと言われていて、過半数が50~60代以上です。

身体機能の低下が顕著になると、男性としての自信喪失に繋がります。
また責任の重い役職に就いているなど、ストレスを抱えやすい立場であることも高齢男性に混合性EDが多い理由として考えられます。

薬剤性ED|薬の副作用が原因

服用中の医薬品によって起こる薬剤性EDは、薬の副作用が勃起を困難にさせている状態です。
神経に作用する一部の医薬品にEDの症状を招く恐れがあります。

病気治療中などで服用している薬があれば、作用や副作用について確認してみましょう。

精神安定剤や睡眠薬

不眠症や精神疾患の治療に用いられる医薬品(抗うつ薬、抗精神病薬、催眠鎮静薬、麻酔薬など)には、中枢神経の働きを抑える効果があります。
服用すると脳が刺激を感じにくくなったり、神経伝達がスムーズに行なわれなかったりして、EDの症状が現れるのです。

ただし精神疾患そのものがEDの原因である可能性も考えられるため、医薬品の影響かどうかの判断は難しいところです。

高血圧の治療薬

循環器系疾患の治療薬のなかには、血圧を下げる作用を持つものがあり、副作用としてEDを発症する可能性があります。
特に高血圧の薬(利尿剤、降圧剤、血管拡張剤など)は薬剤性EDが起こりやすいとされています。

男性ホルモン抑制剤

前立腺肥大症や前立腺がんの治療には、男性ホルモンの分泌を抑える薬が用いられます。
射精機能・勃起機能の維持にも関わる男性ホルモンが減ることで、EDを発症するケースがあるのです。

EDの対策・治療法

ED(勃起不全)は複数の要因が重なって発症するケースが多く、例え原因が明らかになったとしても根本的な改善は困難です。
また「この方法で完治できる」という明確な治療法もありません。
そのため、勃起機能を一時的に回復させる対処療法が主流となっています。

対処療法以外だと、生活習慣を見直し血流改善を目指す方法などが挙げられます。
症状が軽度であれば改善される可能性もありますが、大切なのは自分に合う治療法の選択です。

EDが自然治癒する可能性は限りなく低く、放置すれば重症化する恐れがあります。
正しく対処するためにも、適切な治療法を確認しましょう。

ED治療薬の服用が一般的です

ED治療において世界的に選択されているのは、血管拡張作用を持つ薬の内服です。

代表的な治療薬はバイアグラ・レビトラ・シアリス、そしてステンドラ
ステンドラ以外の3つは日本でもお馴染みの存在で、ED外来のある医療機関で処方されています。

商品名 バイアグラ レビトラ シアリス ステンドラ
商品 バイアグラ レビトラ シアリス ステンドラ
有効成分 シルデナフィル バルデナフィル タダラフィル アバナフィル
効果が出るまで 30分~1時間 15~30分 1~3時間 15~30分
効果の持続時間 4~6時間 6~8時間 24~36時間 4~5時間

一口にED治療薬と言っても、有効成分の違いによって特徴も異なります。
服用してから効果が出るまでの時間、または効果が持続する時間などに差があり、個人の体質や症状の程度で使い分ける方法が一般的です。

内服薬にED自体を改善する効果はなく、有効成分が作用している間のみ勃起機能の回復を期待できます
ただし持病や年齢の関係でED治療薬を飲めない人もいるため、その場合は別の治療法を選択しなければいけません。

ED治療薬では効果が得られなかった場合

バイアグラなどのED治療薬は強制的に勃起を起こすものではありません。
性的刺激が神経を伝って男性器に届いたあと、血流量を増やして勃起しやすい状態をサポートするための医薬品です。
服用しても勃起が持続するわけではなく、脳が興奮して初めて効果を発揮します。

しかし神経伝達機能に異常があると内服薬が効かないケースも。

・ストレスや不安、精神疾患を抱えている
・手術や事故で神経を損傷している

このような場合、ED治療薬による勃起機能の回復は困難です。

またED治療薬を服用すると強い副作用が出るなど、内服薬が合わない場合は以下の方法を選択できます。

器具の装着

陰圧式勃起補助器具は、男性器を挿入したシリンダーの圧力を下げ、強制的に血液を集めて勃起させる医療器具です。
男性器の根本をリングで締めて静脈を圧迫し、血液の流出を防ぐことで勃起状態を維持できます。

器具の扱いは簡単でランニングコストもかかりませんが、構造的に長期的な使用には向いていません。

ICI療法

ICI療法(陰茎海綿体注射)とは、血管拡張作用がある製剤を男性器に直接注射して勃起を起こす治療法です。
男性器にのみ作用するため全身に影響が及ばず、副作用が少ないという特徴があります。

ED治療薬が普及する前はICI療法が主流でしたが、費用が高額かつわずかに痛みがあることから、現在ではED治療の第一選択ではなくなりました。

陰茎プロステーシス手術

ED治療薬やICI療法で効果が得られなかった場合、最終手段として選択されるのが陰茎プロステーシス手術です。
シリコン製のインプラントを陰茎海綿体に移植する方法で、性行為時にインプラントを操作して勃起状態を作り出します。

ほかの治療法に比べて性行為での満足度が高く、より自然な勃起が可能ですが、費用はかなり高額になります。

生活習慣をの改善が欠かせません

生活習慣病(糖尿病・高血圧・高脂血症)が原因でEDを発症する男性は増えています
勃起機能の低下を招いた根本的な原因を取り除かない限り、症状改善は困難です。

乱れた生活習慣はEDを助長させますが、治療薬の服用などは一時的な対処療法でしかありません。
血管や神経の機能を維持するためにも、普段の生活を見直す必要があるのです。

血流アップに有効な食事

高脂肪・高塩分・高カロリーな食事は、EDに限らずさまざまな病気を招く要因になります。
ドロドロの血液で血管が詰まりやすくなると、動脈硬化の進行に繋がってしまうのです。

【血流改善に有効な食べ物】
納豆、梅干し、青魚、緑茶、海藻類、葉野菜など

上記の食べ物には栄養素が豊富に含まれています。
健康状態を維持できるよう、栄養バランスの整った食生活を心がけましょう。

禁煙(節煙)

喫煙しているからといって必ずしもEDになるとは限りませんが、煙草に含まれるニコチンには血管を収縮させる働きがあります。 間接的に勃起機能の低下を招く恐れがあり、血流改善のためにも禁煙が望ましいと言えます。 しかし禁煙によるストレスが精神状態に影響し、EDの症状を悪化させる要因になる可能性も考えられます。 無理のない範囲で喫煙本数を徐々に減らす方法(節煙)から始めましょう。

適度な運動と睡眠

運動不足によって筋力が低下すると、血流が停滞しやすくなります。
特に下半身の筋肉は勃起力にも影響するため、普段から適度に体を動かすことが大切です。
軽いウォーキングでも効果があります。

そして心と身体の健康維持には十分な睡眠が不可欠。
睡眠不足はストレスの原因になるだけでなく、男性ホルモンの分泌にも影響します。
早寝早起きを習慣づけましょう。

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