フェブタズ（フェブリク・ジェネリック）

効果・効能

フェブタズは、日本で2011年から販売が開始された「フェブリク」のインド版ジェネリックです。
尿酸降下薬のなかでも尿酸生成抑制薬に分類されます。

尿酸値が7.0mg／dLを超えると高尿酸血症と呼ばれます。
エネルギー源となるプリン体が分解されると尿酸が生成され、本来は尿と一緒に排出されます。
しかし肥満や腎機能の低下、またはプリン体を多く含む食品の過剰摂取により、尿酸の排出が追いつかず血中濃度が高まってしまうのです。

高尿酸血症の状態が長期化すると関節に溜まった尿酸が結晶化し、激しい痛みを伴う炎症（痛風）を引き起こします。
また腎不全や尿路結石といった尿酸塩沈着症の原因にもなるため、早めの改善が必要です。

フェブタズはプリン体を分解する酵素の働きを阻害します。
すでに生成された尿酸には効果がないものの、服用を継続することで尿酸値を下げ、高尿酸血症や痛風発作を改善・予防できます。

尿酸低下作用に優れています

国内で行なわれたフェブキソスタットの臨床試験において、40～80mgを継続投与した被験者の80％以上に尿酸値の正常化が確認されました。
この結果から、同様の作用を持つアロプリノール製剤（＝ザイロリック）よりも尿酸低下作用に優れていることが明らかになったのです。

また腎臓で代謝されるアロプリノールに対し、フェブキソスタットは主に肝臓で代謝されます。
軽度～中等度の腎機能障害患者にも投与しやすいことから、先発薬であるフェブリクは高尿酸血症の第一選択として処方されています。

用法・用量

成人は1日1回を食後に服用します。
最初はフェブキソスタットとして10mgから服用を開始してください。

用量は尿酸値に合わせて増えます。
維持量はフェブキソスタットとして40mg、一日の最大用量は60mgまでです。

当サイトではフェブタズ40mgと80mgの2種類を扱っていますが、ピルカッターで分割することで用量を調節できます。

痛風発作があるときは飲まないでください

フェブタズは生成された尿酸には作用しません。
痛風発作の発現時に服用すると、関節液中の結晶が剥がれ落ちて、症状を悪化させる恐れがあります。

もしフェブタズの服用期間中に痛風発作が出た場合、症状の程度によりコルヒチンや非ステロイド性抗炎症薬との併用が必要です。
詳しい服用方法に関してかかりつけの医師に相談してください。

副作用

フェブタズの副作用はいずれも軽度ですが、重大な症状として肝機能障害や過敏症が報告されています。
異変が見られた場合は服用を中断し、医療機関を受診してください。

禁忌・注意

以下に該当する人はフェブタズの服用について医師に相談してください。

• 重度の腎機能障害がある
• 肝機能障害がある
• 妊娠中または妊娠の可能性がある
• 授乳中である
• 小児
• 高齢者
• ビダラビン、ジダノシンを服用中である

参考サイト

本商品の詳細は、海外メーカーの商品情報の翻訳および以下のサイトを参考に編集しています。

• KEGGデータベース「フェブリク」