ソクナイト

効果・効能

ソクナイトは、ルネスタと同じ有効成分・エスゾピクロンから作られた超短時間作用型の睡眠薬です。

服用して30分ほどで効き始め、作用は4～5時間ほど持続します。
即効性に優れているため、寝つきの悪さ（入眠障害）の改善に高い効果を発揮。
作用が続くあいだは質のいい睡眠を維持できることから、中途覚醒や熟眠障害にも有効です。

有効成分のエスゾピクロンは非ベンゾジアゼピン系に分類されており、脳が感じる緊張や興奮、不安などを緩和することでスムーズな入眠を助けます。
ベンゾジアゼピン系薬剤と比べて筋弛緩作用が軽減されているため、起床時にふらつきが起こりにくいというメリットがあります。

即効性と安全性の高さから、睡眠薬に慣れていない人や高齢者など幅広い層の人が安心して服用できる睡眠薬です。

日本人向けに作られています

ソクナイトを作っているのはインドにあるAsle pharmaceuticals社です。
Asle pharmaceuticals社では輸出相手国に合わせた商品開発に力を入れており、ソクナイトは日本人に向けて作られています。

インド製品でありながら、記載はすべて日本語。
また、飲み込みやすいサイズの錠剤や1回分ごとに切り離しやすいPTP包装など日本人に馴染みのある作りなので、海外ジェネリックに抵抗があるという人でも気軽に試せます。

用法・用量

用法・用量

ソクナイトは即効性に優れているので、就寝の直前に服用します。
1回につき1錠を水またはぬるま湯で服用してください。

ソクナイトを初めて服用する人や高齢者は、1回あたり2分の1錠（1mg）に減らしてください。
効果が感じられない場合にのみ、翌日以降の服用から1錠を服用します。

ソクナイトには、1錠あたり2mgのエスゾピクロンが含まれています。
一日あたりの最大摂取量は3mgなので、1度で2錠は服用できません。
また服用後に追加で服用すると、過剰摂取と同じ状態になり大変危険です。

夕食は早めに済ませておきましょう

ソクナイト食事中や食後に服用すると、効果の発現が遅くなる可能性があります。
本来の入眠作用を得られるよう、食事は就寝時刻の3時間以上前に済ませておいてください。

参照

ソクナイトの効果、用法用量について、以下のサイトを参照しました。

• くすりのしおり「ルネスタ錠2mg」

副作用

ソクナイトの副作用としてもっとも現れやすいのが味覚異常（苦味）です。
効果の発現に伴って口内に苦味が起こりますが、多くの場合は翌朝までに解消しています。
しかし副作用の現れ方には個人差があるため、苦味が強すぎる場合には用量を減らしてみてください。

一時的な物忘れを生じることがあります

ソクナイトを服用すると、一時的な物忘れ（健忘）を生じる場合があります。
健忘は即効性の高い睡眠薬で起こりやすい副作用で、寝つくまでのあいだに脳の一部で不完全な覚醒が生じるために発生します。

前向性健忘とも言い、服用してから就寝するまでの時間は無意識で行動することがあるため、服用後の行動は控えておきましょう。

禁忌・注意

禁忌・注意

ソクナイトには併用禁忌薬があります。 服用中の薬がある人は、あらかじめ医師へご相談ください。

※以下の医薬品を服用中の人は、ソクナイトを服用できません。

• 筋弛緩剤
• スキサメトニウム塩化物水和物
• ツボクラリン塩化物塩酸塩水和物
• バルビツール酸誘導体
• フェノチアジン系薬剤
• CYP3A4誘導剤
• CYP3A4阻害薬
• イトラコナゾール
• チアミラールナトリウム

※以下に当てはまる人は、ソクナイトを服用できません。

• エスゾピクロンまたはゾピクロンにアレルギーがある
• 重症筋無力症、急性狭隅角緑内障、肺性心、肺気腫を患っている
• 気管支喘息または脳血管障害によって呼吸機能が著しく低下している
• 妊娠している

※以下に当てはまる人は、ソクナイトの服用について注意が必要です。

• 高齢者（65歳以上）
• 授乳中である
• 肝機能障害または腎機能障害がある
• 脳に器質的障害がある
• 心障害がある

参照

• KEGG「医療用医薬品：ルネスタ」

参考サイト

• エスゾピクロン- Wikipedia